「~ないで・・・」をどう扱う?
荒川先生のセミナーでご紹介されていたこちらの本を読んでいます。
完成していた教案も教材も作り直したくなるほど、ポイントがずれていたことに気づきました。練り直し!担当は「~ないで~」(~のかわりに)です。
たとえば「夏休みは国に帰らないで、アルバイトをします。」ってどんな時に使うのかよく考えてみました。
例)
チン:もうすぐ、夏休みですね。パクさんは夏休みに国へ帰るんですか?
パク:いいえ、国に帰らないで、アルバイトをします。
このパクさんの返事が「いいえ。国に帰りません」ではいけない理由があると考えました。
きっと「国に帰らない」ということを相手に強く言いたいときです。
「強く言いたい」って便利すぎてよく使ってしまう言いかたなのでまた考えました。言うことによって相手にはっきりと「帰らない」ことを分かってほしいとき?
いいえ、国に帰らないで、アルバイトをします。
相手に一番分かってほしいのは…どれでしょうか。
「国に帰らない」だと思ったんですが、いかがでしょうか?
ということで、教科書の絵を見て文を作る問題を会話作成に使いました。
A:バスに乗らないんですか。
B:バスに乗らないで、駅まで歩いていきます。
A:どうしてバスに乗らないんですか?遠いですよ。
B:ダイエットをしているからです。
下線のところは、教科書の問題。
他は学生同士で会話を作ったときの文です。
ここまでできたら「~んです」「どうして~んですか」「~からです」の復習もできますね。(やっぱりうまく使えていなかったので、個別で対応しました)
このように、ひとつずつ場面を考えて練習することが大事なのかと…反省しました。
やり慣れた文型でもたまにはゆっくり考える時間がとれるといいですね。