Ed Camp Osakaに参加してきました
今年の目標の一つに「日本語教師以外の人と話せる場へ行く」というのがありました。
今日はその目標がかなう日だとずっとわくわくしていました。
…わくわくは変わらなかったんですが、娘が「一緒に行く!!」と出かける直前に言い出して子連れで行くことに。
梅田キャンパスって、ほかの大学もたくさんあるんですね。知らなかった。(一般の方でも大学によっては、学食が食べられたりしますよ💕)
子連れ、数分遅刻…でも、快く受け入れてくださいました。
私も娘も名札をつけて、参加!
受付でシールをいただいて、自分にあてはまるところにシールを貼ります。この時は娘が最年少。教員だらけでもありませんでした。
生でグラレコを見ました…✨
グラファシさん、グラフィックファシリテーターの略です。
めっちゃ、かっこいい!いろんな年代の方がいますし、みなさんメインの仕事がちゃんとあるようです。(娘もこの絵ばかりみてました)
まず、自己紹介から。近くにいた方と6人グループで自己紹介をしました。
高校生が2人!あとは、会社員だったり教員だったり…やはり日本語教師はレアでした。
会場にはこんなモニターが複数あって、ここに話し合うテーマが発表されます。
私は「公教育での日本語教育」に興味があって、「先生の役割」へ。
実際に話し合ったのは…
1.どんな教師だったら日本一の教師と言えるか?
ハイレベルの学生(生徒)をいい学校に入れることができる教員?
(いや、よくできる生徒は放っておいても勉強するし、学校でも教えることがないとの意見もあり)
勉強が苦手な学生を引き上げることができる人がいい教員?
(でも、上手くいかなかったら…集中攻撃)
2.部活も専門家に任せたほうがいい。教員は強化を教えることに集中したほうがいい。
3.教えることは楽しいけど、金銭面が伴わない。
教室では自分だけだけど、やっぱり組織の一員(出すぎるのはよくない。周りの教員と足並みをそろえないといけないような空気がある)優秀な教師は本を出版したり、勉強会を開いて自分の考えをシェアしている
などなど。
日本語の話はあまりできませんでした。というか、現場にいる私が話さないと何も知られていないんだな…と実感しました。
お昼からはテーマを変えて話し合いが行われました。
私が選んだのは「ICT教育・ICT教育って必要?」です。
ここに集まっていたのは、実際にICTを使っている先生、情報科の先生、興味がある社会人の方。
ICT教育?ICTを使った教育?
そもそもICTって何?というところから議論スタートです。
コミュニケーションを学ぶのか、パソコンやSNSを使ってコミュニケーションをとることを学ぶのか…。
こう考えるとICTと言っても色々な使われ方があって、何から勉強していけばいいのか分かりませんね(笑)
私がいちばん感じたのは、国内は結構進んでる!ってことです。
つい最近まで学校にブラウン管テレビがあったり、紙にまみれて仕事をしているのですが、日本の中学校や高校はタブレットがひとり1台の時代になってきています。でも、活用されているか?となると話は別…。
議論の最中に何度か出ていた「学校のガラパゴス化」
日本語学校もそうですよね。
中学校や高校は何をするにしても安全重視。生徒の評価をするのは教員のみ、ICTを使って外の世界とうまく結び付けたい…でも、セキュリティが心配といった声もありました。
これからは使っていかないと…ICTリテラシーは生徒のほうが上!という意見もありました。
日本語学校にも共通して言えることがたくさんあって、頷きっぱなし💦
各話し合いの場所でグラファシさんが話し合いを聞きながら可視化してくださるんですが、それがすばらしい!!できるものなら私は板書にこれを取り入れたいのです。パワポとこれ。めっちゃいい😊
話し合いをまとめる方が1名。紙にかく方が1名。
最後に全部貼り出して、参加者が自由に見て回る時間がありました。
結局娘はほとんどお絵かきをしていて、スタッフのお姉さんに遊んでもらっていました…(すみませんでした)
熱気あふれる、すばらしいイベントだったと思います。
ほぼ一日中ありましたが、あっという間でした。各話し合いの時間が1時間ありましたがそれもあっという間。「否定しない」「人の話を聞く・話しているときはだまる」「意見を尊重する」だったかな?大きなルールが最初に提示されていて、否定されることなく意見を言える場所っていうのはとても大切だと思いました。
日本語教師、まだまだ知られていないなというのがいちばんの大きな感想かもしれません。
もっとわたしたちの仕事や学習者について知ってもらえるように動いていくのも、責任のひとつかと思います。
長くなってしまいました💦